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"伊賀から世界へ"の道を作る挑戦──原勇気

2025/11/17(月)

三重県伊賀市を拠点とする3人制バスケットボール(3x3)のプロチーム「MIE SHINOBI GATHERS」。
その男子チームを牽引するのが、兵庫県神戸市出身のキャプテン・原勇気(はら・ゆうき)選手です。

筆者が原選手のプレーを初めて見たのは2024年4月。バスケは全くの素人の私でも、「これがプロの技術か」と思わず見入ってしまう圧倒的な存在感でした。

3x3の国内トップリーグ「3x3.EXE PREMIER」は選手の兼業を認めるなど、柔軟な運営方針を採用しています。引退後のキャリアが課題となりがちなプロスポーツ界において、選手が“新しい働き方”に挑戦できるのもこの競技の特徴です。
原選手もまた、プロリーグ「3x3UNITED」で戦いながら、スポンサー企業「AUTO GALLERY WORLD」で働き、競技と地域生活の両立に挑み続けています。

2023年、彼は新天地として伊賀を選び、世界を目指す挑戦をスタートさせました。
身長171cmというサイズを感じさせない攻撃性、スピード、そして高い決定力。
そのプレースタイルに魅了される人は少なくありません。

「バスケで生きる」。
その覚悟を胸に、伊賀という地で本気の挑戦を続ける原勇気選手。
彼はいま何を思い、どこへ向かおうとしているのか──その胸中に迫ります。

ヒルホテルサンピア伊賀で開催された初のホームゲーム。延べ1000名を熱狂させた。


■ 西日本を渡り歩いたバスケットボール人生

兵庫県に生まれ、大阪体育大学を卒業後、Bリーグ入りを目指して徳島の地域リーグへ。
しかし、決して順風満帆なキャリアではなく、思い描いた道を歩むことは簡単ではありませんでした。

そんな中で出会ったのが「3x3」という新たな舞台。
個人の能力とスピードが求められるこの競技に、これまでにない自分の可能性を感じ始めます。

さらに、人生を大きく動かす出会いが訪れます。
MIE SHINOBI GATHERS オーナー・皆川真一郎氏との出会いです。

「伊賀市でプロチームを一緒に作ろう。」

ゼロからチームを立ち上げることの魅力を強く感じ、迷いなく挑戦を決意しました。
こうして、新たな環境での戦いが始まります。


■ 圧倒的な決定力──原勇気のプレースタイル

原選手の最大の武器は、誰もが驚くその決定力です。
圧倒的なシュート本数、針の穴を通すような正確性、キレのあるドライブ。
どんな体勢からでも、高い確率でリングを射抜きます。

特に2Pシュート※1は、「リーグ最高」とも評されるほど。実際に各ラウンド※2で発表される2Pシュート成功数では軒並み1位を獲得しています。
※1:5人制でいう3Pシュートのこと、3人制ではゴール下が1点、外側からは2点
※2:3x3は1試合10分と短いので、「複数のチームで優勝を争うトーナメント形式のラウンド」を1日で行います。その順位に応じてポイントを重ね、年間を通じてポイントの高いチームが優勝という大会方式になっています。

「シュートを決めるコツは、イメージと気持ち。あと腕立て伏せをやるとシュートが入るようになります。笑」

ジョークのように話す、体育会らしい根性論ですが、「大事な時に決め切る」彼のプレースタイルを物語っているように感じました。
そして、その攻撃力は、MIE SHINOBI GATHERSの得点源であり、精神的支柱としての役割も担っています。

カメラへのアピールも欠かさない。これもプロとしての仕事。


■ 伊賀への移住と感謝

単にチームに所属するだけでなく、原選手は伊賀への“移住”を選びました。そして現在は、スポンサー企業であるAUTO GALLERY WORLDで勤務し、地域との関係性を深めながら日々の練習に励んでいます。

「MIE SHINOBI GATHERSは仕事の紹介もしてくれる。生活面でのサポートも手厚く、コートも持っているため練習場所に困ることもない。またスポンサー企業様が利用させてくださるサービスも非常に魅力的。バスケに集中するには良い環境だと思います。」

さらにこう続けます。

「バスケができているのは、スポンサー企業のみなさんのおかげです。バスケで活躍するだけでなく、イベントにも出ていって、地域貢献をしていかないといけない。僕個人的にはメインスポンサーでもあり雇っていただいているWORLD様にしっかり恩返ししたい。本当に温かい人たちなんです。」

プロ選手である自信とプライドの土台には、謙虚さと感謝の念が備わっていました。

「自分はプロなので。」活躍することが恩返し。


■ キャプテンとしての自覚

「キャプテンとして、とにかく"強いチーム"を作りたい。世界で活躍したい。日本チームでも通用するところを見せつけたい。そのためにも自分が絶対にシュートを決める。」
現状に満足せず上を目指す姿勢が、ファンを魅了するプレーにつながっています。

「5人制だけでなく、3x3にも興味をもって欲しい。そのためにも地域イベントへもどんどん出ていきたい。バスケを通じて伊賀市を盛り上げることが、社会貢献にも繋がると思う。」


■ 最後に:応援してくれる皆さんへ

「伊賀を拠点に、強く応援されるチームになるように頑張っていきます。会場での声援や、SNSでのひとことが、選手の力になるので、ぜひ応援よろしくお願いします!」

“本気”で戦う原勇気選手。MIE SHINOBI GATHERSのキャプテンとして、バスケと地域の未来を見据えた挑戦はこれからも続いていきます。

チームと共に成長していく原選手を共に応援していきましょう!

あ、2点もらったな。と毎回思わせてくれる安心感


公式情報

この記事を書いた人

三重県伊賀市を拠点に活動するフォトグラファー。
プロ3人制バスケットボールチーム「MIE SHINOBI GATHERS」のオフィシャルフォトグラファーとして、選手たちの熱い瞬間を撮影しています。
スポーツに限らず、地域のイベント行事、飲食店の魅力を伝える撮影、スタジオでの人物撮影など、幅広いジャンルに対応。
その日、その時にしか存在しない“一瞬の輝き”を、写真というカタチで記憶に残すことをモットーに活動しています。

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